2024年1月8日月曜日

Acty-O32のレイアウトを調整する


 ロープロファイル、オーソリニアのキーボード。Acty-O32を作ってみようと考えています。前回の記事で大まかなレイアウトを決めましたが、今回はそこを微調整しつつ、平面以外の形状というものも考えてみようと思います。




 前回の記事での最終的なレイアウトは上の画像でした。押しやすさという点を考慮し、スペースキーは1.5Uにしていました。しかし、問題になるのはキーキャップで、このレイアウトを実現するためにはキーキャップが使えるかどうかが問われます。


サリチル酸さんのO51Go

 サリチル酸さんが設計したキーボード、O51Goに私はXVXプロファイルというロープロファイルなキーキャップを付けています。これはサリチル酸さんから使用例として挙げられているキーキャップですが、こちらに含まれていたコンベックス形状のキーキャップ(スペースキーの形状)には、1.25Uはありましたが、1.5Uはありませんでした(私が購入したキーキャップセットでは、ですが)。こちらは日本国内で展開されている遊舎工房さんでも購入できるキーキャップセットですから、今後入荷が無くなる可能性はあれど現状で手に入りやすい状態ですから、これに合せて設計するのが楽だと思います。なので、Acty-O32はスペースキーのサイズを変更することにしました。

 問題はまだありまして、このセットでは1Uのエンターキーがありません。上の画像を見て頂くとお分かりいただけると思いますが、エンターキーの代わりにENDを入れてあります。これは1Uに特化したキーキャップセットでなければなかなか入っていないでしょうし、仕方の無い部分ではあります。他のプロファイルだとそういったセットも見かけますが、ロープロファイルとなるとなかなか難しそうです。Ghost/Phantomの盛り上がりでChoc V2対応ロープロファイルキーキャップセットが増えると良いですが、そう簡単にはいかないでしょうね……。なので、ここは代用で乗り切るしか無いでしょう。
 いつもの芥川こだわりレイアウトではそもそも代用できるキーすらない、なんてこともありましたが、1キーだけ代用になるということであればちょっとした進歩ではないでしょうか? そうでもないですかね……。

 さて、レイアウトとキーキャップ問題はなんとなく、ひとつ我慢すればどうにかなりそうです。次に考えるのは全体的な形状、平面ではなく立体的な形状です。
 私は普段、ロウスタッガードのキーボードを愛用しているのでチルトの大小はあれど、『テント』というものは未経験でした。ErgoArrowsProというサリチル酸さんのキーボードとの出会いでそういったものも考えるようになりましたが、現状での私の結論としては分割レイアウトではチルト0°、テント無しが自分にとりあえず合っている、というものでした。とはいえ、テントさせるとなんとなく打ちやすいかも、というのは感じてはいました。工夫して導入するほどの差異では無かったのでそのままにしていますが、最初からそれを想定するのであればやってみても良いかなと思っていたので、今回Acty-O32でやってみようかなと考えています。
 問題は、一体型レイアウトでどうテントさせるか? ですが……これはサリチル酸さんがNaked64SF v3 Proto3でされていたような、中央部へ向かって盛り上がっている(テントしている)形状を目指したいです。で、根本的な問題は「それをどうやって実現するの?」なわけですが……私が扱える(?)素材と言えばプラ板か木材な訳でして。それを使用感に関わる部分でとなると……精度が求められますよね? 私のハンドメイドで精度??

直線が出ない(出せない)人

 しかしながら、やらなければ一生出来ないというのも確かでして、失敗でも良いからまずやってみるのも大事かな、と。力がそこそこかかりそうな所ですから、プラ板よりは木材の方が良いのかな……。ケース内側の処理を工夫すれば、打鍵音も楽しめそうですし。ただ、漠然としたイメージがキー周辺部分しか浮かんでいないので、最終的な外形をどうするのか、どういう形状だったら出来るかを、これから考えないといけませんね……。

 ちょっと考えてみたら、地獄が待っていそうな今後ですが……まあ、まだこれ以外に作らないといけないキーボード(Acty-40シリーズ)がありますし、気長に取り組みますかね。年内に、というか出来たら上半期で作れたら良いなと思いますが……難しそうです(苦笑)。

この記事はO51Goで書きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿