2024年1月8日月曜日

Acty-O32ケース設計~テント編~


 ケース形状を考える上で、まずはメインとなる部分、キー周辺のテント形状を考えることにします。



 上の画像はキースイッチプレートを印刷した紙をベースにして工作用紙でテント形状を再現した簡易模型です。角度は統計等を基にしておらず、雰囲気で「これくらいかな?」という角度で試作しています。


 やってみると、なるほどこれくらいの角度ならそれほど不自然にならず、それでいて脱力した時の自分の手首が自然と向く角度に近いかなという感触が得られました。一方で、この状態ではスペースキーが押し難いということもわかりました。立体形状のキーボードでスペースキー等のエリアをテント形状から外し、下げるように配置しているキーボードを見かけていましたが(テントさせようと思うに至った影響元、Naked64SF v3 Proto3もそういったレイアウトになっています)、「押しやすいんだろうな」と漠然とは思っていたのですが、今回簡易模型を作って指を置いてみて納得しました。押しやすいというよりは、こうしないと押し難い、というのが実情に思えます。


 先人に倣い、スペースキーは下げる(テントさせない)方が良さそうです。それと、中央付近の空白は良い余白に個人的には思えないので、狭める方向ですね。ロータリーエンコーダー等を入れると良さそうな空白ではありますが、個人的に制御が出来ない(ファームウェアをきちんと作れない)という事情もありますから、単純にその余白を無くすのが良いという妥協になります。個人的にそれほどロータリーエンコーダーを積極的に導入しようという意思がないのも大きいですね。好みの問題です。


 少し、大まかなイメージが膨らんできました。おそらくこのキーボードはケース形状が最も重要な要素となるように思いますので、しっかりと考え、洗練させていきたいと思います。


この記事はO51Goで書きました。

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