2024年1月7日日曜日

オーソリニアへの挑戦


 お世話になっているサリチル酸さんが設計、頒布されたキーボード、O51Goのケースレス試作版をコミックマーケットC103で手に入れました。自分にとって初めてのオーソリニアでしたが、レイアウトと共にキースイッチについても新しい印象、考えを持つに至るキーボードとなりました。組み立て等のお話は別blogにて公開中です。

 今回は、そんなO51Goに影響を受け、ロープロファイルなオーソリニアへの挑戦を行ってみようという記事になります。



 オーソリニアは所謂格子状にキーが並んだレイアウトですが、有名なところだとPlanckというキーボードがありますね。外から見ている感じだと、マニア好みなレイアウトといった印象がありました。そんなオーソリニアですが、私もようやく(?)O51Goで初体験となりました。

 使ってみた感じ、そして試打させてもらえた試作ケース版で「オーソリニアとChoc V2(というかGhost)の組み合わせ、良いのでは?」と思ったので、自分でも作ってみたいなと思ったのが今回の発端となります。良いと思ったものは、自分でも探求してみたくなるものです。


 オーソリニアはスペースキーを1Uにするか2Uにするか、分割するかしないか、中央に記号系キーを入れるか入れないか等の違い以外では個性を出し辛い気がします。O51Goでは最下段中央4キーを1.25Uとすることでバランスを取っていますが。なので、「これどこかで見たことあるな?」という自分の違和感は今回、無視することにしました。……元々個性的なキーボードをデザインするセンス、無いですし。とりあえず、一体型で分割レイアウトにしてみようと思います。頒布する際は問題が出ますが、自分で使う分にはまあ……というところです。難しい問題なので気を付けたいですが。



 何のひねりも無い、38キー分割レイアウト(一体型)です。ひねりが無さ過ぎて、自分で作る気も湧いてこないような、微妙なレベルです……これなら素直に同形状の、素敵なキーボード買った方が良いです。質、無駄にする時間といった問題的に。

 とはいえ、ここからスタートしなければ展開のしようもないので、何がイマイチか、どこが自分に響かないのかを考えましょうかね……。


 まず、大まかにキーに角度を付けているのは良いと思うんです。少し腕を開き気味で打鍵した方が楽なので。問題は外形的にストレート過ぎるレイアウトでしょうか? 1U Spaceはキーがセットに入っていない可能性が高いですし、横にキーが無いのであれば、1.25Uや1.5Uで良いのではないかと思い始めました。ただ、1.5U Spaceって、セットに含まれやすいですかね……? 代用になりそうな気がします。



 親指を置いた際にどう当たるか、というのを検討した結果、代用キーになっても1.5Uが良いのではないかと思い、変更してみました。……何か、パッとしない気が。なんですかね、明確な言葉に出来ないのですが、何かもっさり感というか「コレジャナイ」感を覚えます横に広すぎるのでしょうか?



 32キーに減らして、調整しました。中央の空白は広すぎる気がしますが、KLEでいじくっている際にキーの高さを合せようとした結果なので、もっと狭くする方向です。これだとなんとなく自分はバランスが取れてきたような気がします(取れているわけではない)。

 ただし、このレイアウトの問題はバックスペース、エンターといったキーが物理的に存在しないということです。親指エンターといった使い方が出来なくはないですが、個人的な好みでエンターは小指に担当させたくなります。そうすると、上の画像では『[』、『]』となっているキーをそれぞれエンター、『/』に変更した上で『[』、『]』を下層layerに押し込めるのが良いでしょうね(Acty-31と同等の使い方。ただしバックスペースはこれでは補い得ない)。



 なるほど……最高ではないですが、なんだかイケそうな気になってきました

 基本的なキーはActy-31とほぼ同等ですし、スペースが独立しているのは使い勝手として向上しているように思えます。バックスペースが独立して存在しないのは、やや難しいところですが……。左スペースにlayerキーを割り当て、その該当layerのPポジションにバックスペースを入れたら多少は使えるかな? 自分は結構バックスペースを多用するので(省キーだと特に……理由はお察しで)、本来であれば独立したバックスペースがあった方が良いのですが。レイアウト的なバランスを見ると、何を重視するかというところに議論が必要そうです。

 スペースをバックスペースとスペースに分けて使うのも良いかもしれませんが……分割スペースで自分がどちらをスペースとして多用するかというところも検証が必要そうです。自分は雰囲気で打ちがちなので、偏っているかもしれませんね。


 とりあえず、32キーのオーソリニアということで、Acty-O32としましょうか。オーソリニアの32キーで、O32です。分かりやすい。


 あとは、これをケースに収めたいんですよね……。市販ケースは難しいでしょうかね? あとは木製で作るか、プラ板で作るかといった感じですが……。ケース内にPORON入れたりなんだりで工夫したいんですよね。目指せ、好みなコトコト感!


この記事はO51Go ケースレス試作版で書きました。

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